CG合成

新里猛は2011年からCG合成に携わるようになり、多くの作品でCG合成を担当しました。

監督仲間からのオファーがほとんどですが、ヤクザものからホラー、スポ根青春ドラマ、バイオレンスアクション、エロティックサスペンスなど多種多様な作品にCG合成で参加しています。

主なCG担当作品を紹介します。

 


ナンジャタウンアトラクション「もののけハンターズ」


池袋サンシャインシティーにあるナンジャタウンのアトラクション

「もののけハンターズ」のオープニング映像のCGを担当しました。

専用のもののけロッドでモンスターを捕まえるアトラクションです。

ゲーム開始前に案内のお兄さんがゲーム内容を説明する時にモニターに流れる映像を作りました。


暴力水滸伝 2014年 オールイン作品

監督:高瀬將嗣

出演;的場浩二 宅間伸 林家三平

 宅間伸さんの経営する修理工場の爆破シーンのCGを担当しました。

宅間さんの部下が鍵を開けようとすると、発火装置が作動して爆発するという設定でしたので、鍵を回すシリンダー錠の内部を3DCGで再現し、鍵を回すきっかけで火花がスパークするCG映像を作りましたが、本編ではカットされました。

爆破シーンは、炎、煙、衝撃波、破片、炎の照り返しなどを表現するため、一瞬でも大変な作業になります。今回は編集後に素材を頂き合成作業をしましたが、出来れば撮影前に打ち合わせをして、可能ならば現場に行きたいですね。だって、的場さんや宅間さんに会いたいじゃないですか!


最近、蝶々は… (2014公開)
脚本・監督:友松直之
原作:内田春菊

出演:後藤理沙

ポカリスウェットのCMで有名だった後藤理沙さんのサスペンスホラーです。

内田春菊さんの原作を友松監督が自分好みのスプラッターシーンを満載して作った作品です。撮影現場で血みどろの後藤さんを見た時にカッコいいなぁと思いましたが、映像でも見事に伝わると思います。新しいかたちの血みどろヒロインの誕生です!

CG合成のメインは全編に登場する舞う蝶々で、その他にはスプラッターシーンなどの合成も担当しています。


出逢いが足りない私たち (2013公開)
監督/脚本:友松直之
原作/劇中イラスト:内田春菊

出演:嘉門洋子

グラビアアイドルの嘉門洋子さんがフルヌードに挑戦した意欲作。

マンガ原作では出会い系サイトにはまる女性が描かれているが、本作はより現代的にSNSが登場する。CG合成のメインはPCでのSNSの画面とスマホの画面です。フェイスブックやツイッターに似せて画面を作り、タッチしたり、クリックすると画面が変化したり、新着メッセージが届いたりする画面を作りました。



 三代目は女子高生

監督;藤原健一

出演;葵つかさ 稲葉凌一 ホリケン。

 

明石家さんまさんがテレビで可愛いと発言し、話題になった葵つかさちゃん主演のVシネマです。セーラー服と機関銃をモチーフにした作品で、藤原監督からセーラー服と機関銃(薬師丸ひろ子)みたいな発砲シーンをやりたいと連絡があり、30年ぶりに映画を見直しました。担当したのは機関銃の発砲と弾着、他にも3DCGでイカサマサイコロの説明をしたり、スカイプ的なPC電話の画面なども作りました。

CGシーンの立会いで現場に行った時に三代目の襲名式にヤクザ役で出演させてもらいました。

というか、エキストラ出演が終わったら東京に帰されました。(CGシーンに立ち会う前に…)

まんまと藤原監督に騙されてノーギャラでエキストラ出演させられました。笑

あとでCG合成の素材が送られて来ましたが、合成のことを考えずに撮影してあるため、合成作業がやりにくかったです。この時以来、CGシーンは立ち会おうと決意しました。



 ときめきウォーターガールシリーズ ホットトマトカム

監督若月美刀 石川二郎

出演:東海林藍 佐々木みゆう

JCアイドル出演のスポ根青春ドラマ。主人公のイメージシーンで人魚になって水中を泳ぐシーンが毎回あり、合成を担当。

CG合成で初めてギャラをもらった仕事なので懐かしくもあるが、怖くもある。

あの頃、なんであんなことが出来なかったのか?知識も技術もない俺に仕事をくれたことに感謝です。

試行錯誤して何日もかかったことが、今は数時間で出来るようになりました。


 

 




ワリキリ

監督;能登秀美

出演 小島みなみ

アングル制作の能登秀美監督作品。

能登監督は絵(漫画)が描ける人なので美術センスがあり、CGの使い方も他の監督とは一味違いました。

照明効果のように、さりげなくCGを使うのが上手いなと思いました。



レイプゾンビシリーズ 2012年~2014年

監督:友松直之

出演

はじめてこの作品に関わったのが2012年の秋で「レイプゾンビ2&3」の撮影から。そこから年末まではずっと合成作業。自分が担当した合成箇所は全部で400カット以上。ワンカットにひとつの合成ではないので単純計算は出来ませんが、一日1カット完成させても四百日以上かかる計算。それを三ヶ月でやった。翌年の2013年11月に「レイプゾンビ4&5」の撮影開始。そこから最終CGカットの納品が五月ゴールデンウィーク直前まで。途中、出演者が変更になり、撮影が中断したりで、集中して作業できたのは三月と四月だったが、しかし、前年の11月に撮影した分のテスト合成をしたりで、結局なんだかんだで作業をしていた。いったいこの作品に何日費やしたのか?この作品に関わったことで東京での生活を断念したのは半分事実。しかし、多くの経験をさせてもらった作品で、普通の人が数年間でやることを一気にやらしてもらった。友松監督は20年来の仲間だからやったけど、ワンカット数百円でCG合成の仕事をやってはいけない。クオリティなど求めない、ただ記号としてCGがあれば良いというノリで、とにかく完成させた。こんなハチャメチャな作品を多くの人が見てくれていると聞くと報われた気がする。


劇団マツモトカズミの舞台のお手伝いをしました。

舞台上でLINEのスタンプでのやり取りをモニターに映し出す。斬新!

その頃、LINE自体を知らなかったので、試行錯誤しながらなんとか納品。

スタンプ用のイラストは劇団員の女の子がノートに書いた落書きみたいなものを使用。

結局イラレで全て描き直したので、思った以上に作業時間がかかりました。

今なら本当にスタンプを作ってLINEに登録して、それを自分でダウンロードして使うって方法もありますが。

お会いして分かったのですが座長のマツモトカズミさんはあのマツモトキヨシのお孫さんでした。

だからロゴを使っても平気だったんだ。

 


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